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新作紹介3:写真版と多色刷り栞

活版は文字・文章の印刷イメージがありますが、
写真も刷れるんだよ、ということを
表してみたものが猫シリーズです。

猫栞

この栞のモデルとなってくれた猫は
122press嶋田の愛猫、ギンさん。
彼は私たちのどたばた印刷をそっと(?)見守る総監督です。

こういった写真やイラストなどのデータは
真映社さんという製版屋さんにお送りして、
樹脂版の制作をお願いします。
作ってもらった樹脂版のいくつかは
・・・展の会場に
サンプルとして展示しているので、
ぜひご覧下さい。

今回、このギンさんのデータを取りに真映社さんへ行ったところ、
「もらったデータがちょっと暗かったから
明るめにした版も作っておいたよ。好きな方、使って」
といって、2種類の版を用意してくださるという気遣い!!
うれしいやらありがたいやら、という感じなんですが、
実は活字屋さんからも似たような感じで
「がんばれ」と応援をいただいていて、
ホントに寝るとき、どの方向に足を向けていいのか
正直わからない状態です。

活字を鋳造したり、売ったり、製版してくださる職人さんたちがいなかったら
私たちは印刷ができません。
とても専門的な分野なので、
私たちからは「こういうところがあるんだよ」という話で精一杯ですが、
印刷物をステキな職人さんたちが支えてくださっていること、
そしてその方たちのご協力があって
私たちの印刷物ができ上がっていることも
ぜひ知っていただければと思います。

…と、ありがたい気持ちが突っ走ってしまいました(苦笑)。
話を栞に戻して…。
この紙もOKミューズしろもの(ホワイトN)125kg。
すべすべとした感触が気持ちいい一枚です。


そして栞紹介の最後は
多色刷りをしたこの3枚。

多色栞

グラデーションのところでも簡単に説明しましたが、
通常、印刷時に乗せるインクの色数は1色です。
つまり、色を多く使えば使うほど、
版の数と位置合わせの回数が増える、というわけです。

でも、この栞を作る中で意外とアタマを悩ませたのは、
色づくりでした。
活版印刷用のインクにはいろいろな色が用意されていますが、
やはり微妙な色合いのものは
混ぜて作るしかなく、
最初にパソコンで起こしたイメージ図を元に、
その色に近づくよう天板の上で練ります。
が、なかなかバチッと決まらず。
「もうちょっと青?」
「もうちょっと緑?」
ってな感じで、足しては練り、足しては練り…の繰り返し。

インク練り

この栞に関して言うと、紙の色が濃く、
インクが白い紙に乗せるときとはまた違う発色を見せたので、
ちょっと手こずってしまいました。
そんなワケで、この栞を手に取っていただく際は
ぜひその微妙な色合いに注目していただきたいかと!

紙は「ぐびき」のぶどう、えんじ、濃あい(いずれも100kg)。
深みのある色合いが印象的な紙です。


新作栞の紹介は以上となります。
次はそれ以外の新作…、といってもまだいろいろありますね。
何になるかお楽しみに!
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